【過敏性腸症候群】鍼灸師という選択 番外編

      2017/05/29

恐怖の電車!

今回はシリーズの番外編で、過敏性腸症候群のお話です。

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今から12年ほど前、名古屋にある鍼灸の専門学校に入学した自分は、半田から名古屋までおよそ30分の電車通学をしておりました。

12年前のこの時期(4月)祝☆入学のお祝い気分の真っ只中でしたが、自分には1つ心配なことがありました。

「電車の中でお腹痛くなったらどうしよう・・」

通学時間はおよそ1時間、その半分の30分を電車内で過ごすわけなんですが、お腹弱めのキャラとして高校時代を過ごし、時に腹痛でトイレ時から出られないことがあった自分にとって、電車という衆人環視/脱出不可能な空間は腹痛=ゲームオーバーを想起させる恐怖の空間でした。
(鉄道関係の方、気を悪くしないでください。悪いのは自分のお腹です)

さらに追い討ちをかけるように、通学中に通称「魔の10分間」という10分間駅に止まらずに、ひたすら電車が走り続けるという恐ろしい時間が存在していました。
(太田川〜神宮前のことです。現在は大江の存在があるので幾分かマシなようです)

”腹痛でもトイレに行けない時間が毎日存在する恐怖でトイレに行きたくなる”という回文のような負のスパイラルを3年間みっちり体験し、腹痛で途中下車→遅刻のコンボをかましていた自分は、完全に過敏性腸症候群の状態でした。

過敏性腸症候群とは

過敏性腸症候群とは

検査では異常がないのに、下痢・便秘・腹痛・ガスが溜まるなどの不快な症状が出る状態のこと

過敏性腸症候群のタイプ

過敏性腸症候群は症状により3タイプに分類されます。

・下痢型・・・急な腹痛、下痢が主症状とするタイプ。
・便秘型・・・便秘、お腹が張った感じ、ガスが溜まったような症状を持つタイプ。
・交代型・・・上記2つのタイプを交互に繰り返すタイプ。

実際ははっきりとこのタイプ!とうのは少なく、分類が難しい方が多い印象です。

次は年齢別の患者さんの数です。
若い人も多いですね。

_prw_OI3im_m8W40KAP出典:株式会社日本医療データセンター

そして患者さんの数も増えています。
(7年間で男性患者数が倍‼︎)

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出典:株式会社日本医療データセンター

4年前のデータですが、はっきり言えるのは男性の患者さんが特に増えているということです。

こんなに困るよ過敏性腸症候群

この病気の困ることは、実生活への影響がとても大きいことです。

・ビジネスで緊張する場面で、急にトイレに行きたくなる【下痢型】

・ガスが溜まって、おならが出そうな感じがして辛い【便秘型】

・お腹が痛くて目の前の仕事に支障が出る【主に下痢型、交代型】

自分は下痢型だったので、往診中に急な腹痛で困った事や、トイレをお借りしたこともありました。

冷や汗をかきながらトイレを探している時は、生きた心地がしないものです。

と、ここまで自身のエピソードを披露できるのは、やはり患者さんが恥ずかしいと思いやすい症状だからです。

まずは自身が赤裸々に語ることから過敏性腸症候群の治療はスタートします..!!

鍼灸師からみた過敏性腸症候群

鍼灸師になる動機は、この2タイプが多いです。
①スポーツ関係で興味を持ったタイプ
②自身が健康を害して、興味を持ったタイプ

自身はこちらの記事でも書いたように、②のタイプです。
在学中〜卒業後もこの過敏性腸症候群には悩まされていたので、辛さは痛いほど分かります。

この病気のことを調べると、必ずと言っていいほど原因がストレスと書いてあります。
そして、治療法のところに「ストレスを減らしましょう」と書いてある場合がほとんどです。

何度も書きますが、「ストレスを減らしましょう」というのは掛け声であって治療の道筋ではないと思います。

では鍼でどうするか。
鍼でストレスが減るわけではありません。
ただ、ストレスがかかっても大丈夫な体の状態にすることは可能です。

やり方ですが、お腹に鍼をうつ方法もあるんですが、やはり刺激としてはきつくなりがちです。

当院では整動鍼というち治療法を用いることで、かなり優しい刺激で過敏性腸症候群の治療を行っています。

 

 

 

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 - 自律神経