自律神経について専門用語抜きで説明します。

      2016/11/26

自律神経

医療関係者でなくとも、「自律神経」の名前を聞いたことはあると思います。

らをする神経
カッコいい名前ですが、現代人はこの自律神経の働き方の異常で、頭痛や肩こり、そして便秘や下痢など、様々なトラブルに見舞われています。

当院の治療も自律神経にアプローチすることで、結果を出しています。

 

 

そもそも、自律神経とはなんでしょう?

自律神経系とは末梢神経系のうち植物性機能を担う神経系であり、動物性機能を担う体性神経系に対比される。自律神経系は内臓諸臓器の機能を調節する遠心性機序と内臓からの情報を中枢神経系に伝える求心性の機序という2つの系からなる。

分かりにくいですよね。

ざっくりまとめると、心臓の鼓動を早めたり、胃液を分泌したり、おならを作ったり、汗をかいたりとった無意識の活動はほとんど自律神経の仕業です。

仕業といっても、害をもたらそうとしているわけではなく、人類20万年の歴史の中で、様々な環境に適応する為に培ってきたのが、自律神経の機能なんです。

 

自律神経の働き

例えば
暑い時は汗を出し、体温を下げたり。
寒い時は血管をいつもより細くして体温を逃がさないようにしたり。

これらは自律神経の中の交感神経と副交感神経という、正反対の働きをする2つの神経で無意識に調整されています。

これらは人類の歴史の中でも長い期間であった、狩猟生活に適した仕組みになっています。

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▲人類の歴史の大部分は狩猟生活で、農業が始まったのもつい5000年前。

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交感神経が働くと

交感神経は活動モードの時に働きます。
大昔で言えば狩りの時。

獲物を追って走る為に、瞳孔が広がって視界は広がり、心臓はどんどん血液を送り出し、気管支は広がって酸素をどんどん送り込みます。

そちらにエネルギーを使う為、食べ物の消化や睡眠には適さない状態といえます。
現代で言えば、仕事の時や運動している時がこれにあたります。

 

副交感神経が働くと

副交感神経はお休みモードの時に働きます。
昔で言えば、狩りが終わって洞窟の中で休む時。

身体を休める為に眠くなり、内蔵は消化活動を活発化させ、呼吸はゆっくりになります。

活動モードとは真逆です。
現代では、家に帰ってリラックスしている状態がこの状態に近いです。

 

自律神経のリズム

人間の生活も狩りと洞窟で寝るだけではありません。

1日の中でも、朝になると活動モードになり、交感神経が働きます。

そして陽が落ちて家に帰る頃には副交感神経が働きだします。

どちらが強いかによって、〜神経優位という表現を使います。

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それ以外にも、映画で感動した時は副交感神経が優位になって涙が流れたり、密室で二酸化炭素ばかり吸っていると、これまた副交感神経が強くなり、眠くなります。

こんな風に、自律神経が外部の影響を受けることもあります(正確には、外部環境に合わせて調整しています)

これらは狩猟生活を送るのには理にかなっており、交感神経優位の状態で獲物を捕り、食事をした後は副交感神経優位なった結果、胃腸などの消化器系の働きがよくなり眠くなります。

人間にとってなくてはならない自律神経ですが、現代では自律神経失調症と呼ばれる疾患に苦しまれる方が大勢みえます。

次回は自律神経失調症の話をお送りします。

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