首・肩の症例08 吐き気と伴う10年来の肩こり

患者

20代 男性

症状

10年前からこめかみの頭痛と肩のこり感に悩まされている。

ひどい時は嘔吐することもある。

多い時は週に23回、少ない時は月に数度とムラがある。

webサイトの雰囲気がよかったので当院へ来院。

治療内容

こめかみの部分に触れてみると張り感が左右で明確に違い、右側の緊張が顕著だった。

また肩凝りが特定の場所ではなく肩全体が張っており、「どこを触られても痛い」状態。

座った状態で首を後ろに倒すと、右側の首の後面が痛む。

1回目

こめかみと首の緊張を和らげるため、背中と手のツボに鍼をした。

再度こめかみに触れると、患者さんもはっきりわかるほどしっかりと緊張が取れており、さきほど厳しかった首を後ろに倒す動きも良化した。

肩の緊張を解くために全身を観察したところ、胃の周りの緊張が高く、本人も触れられるだけで「嫌な感じがした」とのこと。

この部の緊張が肩凝りに関わっていると考え、仰向けで腕のツボに1本鍼をした。

10分ほど置鍼(鍼をうった状態で待ってもらう)すると胃の緊張がはっきり軽減されていた。

座った状態で肩の緊張を確かめるとかなり軽減したので、初回の治療を終了した。

 

2回目

1週間後に来院。

先週に治療以来、頭痛も吐き気もなかったとのこと。

軽減したとはいえ、こめかみと肩の張り感は気になるので2回目の治療を行う。

先週よりも肩の全体の張り感は軽減し、凝っているポイントがよりはっきりしている。

デスクワークで指をよく使うことを考え、手のツボに刺鍼。

押されると痛むポイントが肩にあったが、刺鍼後に押すと痛くなくなっていた。

 

3回目

頭痛・吐き気は引き続きない状態。

肩の張り感と眼精疲労の訴えがあった。

10年来の肩こりもかなり軽減しているとのこと。

右を向くと首に張り感があったので、動きに関わる手のツボに刺鍼。

 

4回目

症状はほとんどない。

肩の張りのチェックの為来院。

左肩に一ヶ所、押されると痛む反応があったので腰のツボに刺鍼。

かなり緩んだので、治療終了とした。

 

 

考察

10年来の症状でこり感も顕著だったが、適切な治療を続けたことで段階的に解消していった。

吐き気を伴ってくると日常生活に影響が出てしまう。

原因に対して適切な治療を行えたことで、辛い症状を早期に解決できた。