その他の症例04 足首を捻った際の違和感が良くなった例

患者

40代 男性

症状

 

10年以上前、車に乗車中に後ろから追突されて以来、首がムチウチ。

頭痛やめまいなどの症状はないが、首の可動域制限が強く回旋があまりできない。

2度来院された結果、ムチウチや腰痛はかなり良くなった。

今回はスポーツ(バスケ中)に他の選手と交錯、相手の足を踏んでしまった際にご自分の右足を負傷。

試合中は痛みがなかったが、試合後に痛くなってきた。

痛くて歩けないわけではなく、違和感が数日続いていたため来院。

治療内容

まず足関節の捻挫が疑われたが、可動域や圧痛を見る限り可能性は低いと判断。

ムチウチと腰痛は良くなってるものの、首の可動域制限はやはり強いので、手のツボに鍼をすると、首の回旋(左右を向く動作)をできるようになりました。

足の違和感の範囲は図の通り通りふくらはぎの外側まで及んでいうので、この違和感は交錯した際に不自然に力が入った違和感が残っていると考え、まず足関節の調整をする。

調整すると違和感は減ったが、まだあるとのこと。

カルテを見直すと前回は股関節前面の違和感を訴えてみえたので、今回も仰向けで右下肢を両手で抱えてもらうと、やはり股関節の前面が痛む。

ここまで痛い動きと場所がはっきりしていれば、膝のツボを使って動きを変えられます。

右膝に1本、鍼をうつとさっき痛かった動きがかなり改善するのを確認。

これで違和感はなくなるだろうと、再び歩いてもらったところ、「違和感は減ってるがまだある」とのこと。

あまりしつこく症状は追いかけないものですが、スポーツする機会も多い方なので、できればその日のうちに解消したいもの。

痛めた時の動きを考えると、左足が浮いた状態で(相手の足に乗り上げた)不安定な右足に負荷がかかった状態。

この状態はおそらく足だけでなく、片足立ちの姿勢を支える腰の筋肉にも負荷がかかっていると考え、活法の”大腰筋の導引”を行うと、さきほどまでの違和感が解消した。

考察

実際に痛い場所と原因になっている場所は違うもの。

この場所は物理的距離があまり関係がなく、今回は足が痛くても原因は腰の筋肉というケースでした。

一見荒唐無稽に思える理論ですが、実際に痛めた時の状況や姿勢を再現してみると、確かに足関節よりも腰の筋肉(この場合は大腰筋)に負荷のかかる姿勢であるとわかり、このような結果に繋がりました。