その他の症例14 5年前から続く手足のこわばり

 患者

60代 男性

症状

 

 

5〜6年前から手足のこわばりを感じている。

手を開いたり閉じたりする動き(グー・パー)でこわばりが発現する。

症状が強い時は運転も控えるほどであったが、今はそれほどではない。

脳ドックをはじめ、病院でも検査をしたが以上は見つからなかった。

 

施術内容

1回目

病院の検査でも異常がない為、リウマチや難病ではなく、鍼が得意とする不定愁訴(ふていしゅうそ:原因がはっきりしない症状)と考えた。

特定の指が曲がりにくいということはなく、全体的なこわばりが主訴である。

治療はまず上肢全体に関わるツボに反応があったので刺鍼。

鍼を抜いて動かしてもらうと、こわばりが半減していた。

足のこわばりもあるので、特に緊張のあった足のツボにも刺鍼。

同時に手のツボに刺鍼し、10分ほど待って頂く。

10分後に鍼を抜き、こわばりを確認すると足のこわばりはほとんど消失。

手のこわばりは若干残る程度まで軽快した。

 

2回目

1週後に来院。

手のこわばりは来院前の3割ほどになり、足の方はそれ以上に楽、とのこと。

手足が楽になった分、相対的に首や肩のこりが気になる。

首や肩のこりが手の症状に影響することもある為、肩を緩めるツボに鍼をすると、手のこわばりが楽になった。

併せて手の親指に近いツボと足のツボに鍼し、10分後に抜いて確認したところ、症状がほぼ消失していた為、完了とした。

 

結果と考察

こういった不定愁訴は、検査には異常がでないことが多い。

適切な施術を適切な間隔で行えば、難しい症状でも奏功することが再確認できた例。

同時に施術した症状

首・肩こり。手足の冷え