頭痛の症例01 生理時の頭痛

患者

30代女性

症状

小学生の頃から肩こりがあった。

ここ数年は生理がくると、こめかみの部分と右目の奥、お腹が痛むことが多い。

特に最近、首のこり感を伴う頭痛が気になったため来院。

 

施術内容

初診時

来院時は生理前であり、頭痛はなかったが、首や肩のこり感が存在する状態だった。

首の動きをみると前後共に倒しにくく、可動域制限は強い。

お腹を触診すると、下腹部の張りが顕著であり、手で軽く押すと「生理痛のような痛み」が再現された。

生理と頭痛がセットでくる場合は、頭痛の治療+生理痛の鍼を行う必要がある。

お腹の張った場所に対応する足のツボに鍼すると、お腹を押した時の痛みが和らいだ。

首のコリを和らげるツボにうつと前後に倒しにくかった首が倒れるようになった。

以上の経過をふまえ、こめかみの部分に鍼を数本うつと「視界が開けた感じ」になったとのこと。

2回目

1週間後に来院。

生理が始まり、やはり頭痛が出現したとのこと。

右目の奥が痛く、左目は閃輝暗点も出現していたが、現在は消失。

ただ、いつもより生理痛は軽く感じるとのことだったので、引き続きお腹の張り感を確かめながら鍼をする。

3回目

朝の頭の重さは軽減してきた。

生理痛も存在したが、何年かぶりに薬を飲まずになんとか乗り切れた。

頭痛は右のこめかみ部分に出現していた。

 

4回目

週に1度の来院だったが、感覚をあけたらやはり頭痛があった。

加えて不眠の症状も出現。

問診すると季節の変わり目はいつも体調を崩しがちとのことなので、引き続き頭痛の症状を治療。

先週は側頭部(こめかみの辺り)の痛みが強く、さわっても痛かったようなので、足のツボでこめかみの緊張を緩める。

「目の前が明るくなった感じ」が得られる。

 

5回目

1日寝付けない日があったが、頭痛はなかった様子。

先月に比べて生理痛そのものが減り、1日3錠服用していた痛み止めも1錠にすることができた。

活法の腰痛3手を行った後、お腹に対応する足のツボに鍼。

お腹を押した時の痛みが軽減したのを確認した。

 

かなり軽減した為、現在は定期的な受診に切り替えて頂いている。

 

考察

生理痛は子宮の牽引痛と言われるが、お腹の張り感が緩和すると同時に痛みも軽減することも臨床上、よく経験することである。

今回は5回の施術で生理に伴う様々な症状が緩和することができた。