過敏性腸症候群の症例01 中学生の頃からの便秘が解消した例

 

 

患者

40代 女性

症状

中学生の頃からの慢性的な便秘を抱えている。
3日以上排便がないことが多い上、長い時は1週間ほどの便秘があり、連続して排便があることは稀である。

また、最近ではお腹の張り感にも悩まされている。

 

治療内容

当院では過敏性腸症候群の方は4回1セットで治療させて頂いております。

施術前に毎回、症状を点数化して治療の結果がはっきりわかるようにさせて頂いています。

今回の患者さんは便秘の症状が強く、お腹の張りを確認すると数カ所だけ押されると痛い場所がある。

ここに対応する足のツボ4カ所に鍼をした後、シール鍼を貼り、1回目の治療を終えた。

2回目の治療時に話を伺うと、1回目の治療後、早速排便があったとのこと。

その後は症状が軽快していくのに合わせて、ツボの数も絞って治療していった。

4回目の治療後は4日連続排便があり、さらに悩んでいたお腹のはり感もなくなるなど、顕著な効果を認めることができた。

考察

過敏性腸症候群は原因が明らかでなく、はっきり効果のある治療がない状態です。

今回は中学生の頃からの便秘ということで、便秘暦は長かったものの週2回の治療を計4回、しっかり来院いただいたこと・さらに腹痛等の症状はなかったことが結果につながったと思われる。

グラフの様式はふくぎ鍼灸院さんのものを使用させていただいております