症例

半年前から続く逆流性食道炎

患者

20代 男性

症状

半年前から喉の違和感と声がれが続いている。

特にお酒を飲んだ翌日は胸焼け,胃もたれが2日以上も不調が続き,辛いものを食べても胃の不調が起きる。

薬局で処方された制酸剤,半夏厚朴湯を服用してやや症状が改善するも,完治には至っていない。

寝付くまで2時間以上かかる日があり,花粉による鼻づまりも強い。

飲みにいく機会が仕事上多いので,飲んでも大丈夫な状態にしたい。

SNS上で当院を紹介されて来院。

施術内容

1回目

寝た状態でお腹に触れるとみぞおちの辺りが固い。

自覚症状はないが,首のまわりの強張りが顕著であり,首の可動域も回旋(左右確認)の動きに制限がある。

またみぞおちの付近に逆流性食道炎特有の張りがあった。

手と足のツボに鍼をすると,お腹の張りと首の強張りがやや緩み,可動域の変化が見られたので,1回目の治療を終了した。

2回目

食生活が乱れたせいか,胸焼けのある日が多かった。

喉の違和感,胃もたれは変化なし。

3回目

日中の症状は少し治ってきたが,飲みにいった後は症状が出る。

4回目

勧めていた禁煙をスタート。

飲んだ後の不快感は減少し,不眠症状はなくなった。

一度だけ,食後に胸の痛みを感じたが,それ以外には症状はない。

5回目

飲んだ翌日でも症状が出なかった。

食後の胸の痛みも前回以降はない。

主訴である逆流性食道炎の症状は解消したが,花粉の症状など他の症状もあるので現在も施術を継続されている。

考察

飲酒,喫煙と逆流性食道炎の施術においての障壁が多い症例であった。

当初はあまり結果が芳しくなかったが,禁煙を初めてから一気に回復スピードが上がった。

逆流性食道炎においては生活習慣の改善と鍼施術の2本立てが有効であると感じた例であった。

 

胃カメラで異常が見つからない胃の不快感

患者

60代 男性

症状

胸やけとみぞおちの不快感が数ヶ月以上続いている。

座っていても寝ていても胃の重い感じがあり,強弱はあってもなくなることはない。

一年前にも胃の不快感が強い時があり,その時に病院で胃カメラの検査をしたが異常はなかった。

それ以来,胃の薬を飲み続けているが根本的な解決には至っておらず,現在に至る。

ご家族の紹介で当院が胃の症状に強いことを知り,来院。

施術内容

1回目

問診中も胃のあたりをさする動きが目立つ。

治療室のベットで上向きになってもらいお腹の張り具合を触って確認する。

実際に触れると胃のあたりの固さが強い。

手と足のツボに合計3本,一本一本お腹の変化を確かめながら鍼をする。

3本目を終えた時には施術前よりかなりお腹がかなりやわらかくなったのを確認して1回目の治療を終えた。

週に1度のペースで治療をしていく提案をする。

2・3回目

前回の治療後,みぞおちの違和感がほとんどなくなった。

胸焼けがまだあるので引き続きお腹の反応をみて治療を行う。

 

4回目

当初あった胸焼け・みぞおちの不快感は消失した。

実生活で胃の不快感を感じることはない。

お腹にふれても張りはなくなっていたので,効果を維持する鍼をして施術完了とした。

考察

原因がはっきりわからない胃の症状に悩む人は多い。

機能性ディスペプシア・非びらん性逆流性食道炎など様々な病気の可能性が挙げられるが,まず検査で命に関わる病気でないことを確定することが大切である。

東洋医学は原因の不明な症状に対する治療が得意である。

こちらの患者さんの症状もお腹の張り方から原因を見つけだせたことがこの結果に繋がった。

歌う際に喉がひっかかる・喉の閉塞感

患者

20代 女性

症状

 

2年前から歌う際に喉の引っかかりを感じ始めた。

徐々に喉に閉塞感や、喉に力が入ってしまうといった症状が出始める。

人前で歌うことが多い為、耳鼻科を受診するも「なるべく喉を使わないように」という指示に留まった為、すがる思いで当院に来院した。

 

施術内容

1回目

首の筋肉を確認すると、喉の周囲〜首全体に強い緊張が見られた。

また、首の可動域の制限も存在した為、首の治療で呼吸を楽にすることができれば声も出しやすくなると判断。

手足のあるツボと背中のツボに刺鍼。

治療後は首の可動域が広がり、声も出しやすいことを確認し、1回目の施術を完了とした。

 

2回目

1週間後に来院。

前回の施術後、声は明らかに出しやすくなったとのこと。

前回の施術に加え、痛みのあった左肩の治療を行う。

痛みがかなり軽減したことを確認し、2回目の施術を終える。

 

3回目

前回の施術後、2年前の良かった時の声が出せるようになり、とても嬉しかったとのこと。

首の可動域制限がまだ少しあった為、背中のツボに刺鍼。

また、右側の喉の周囲に緊張が見られた為、そこの施術も行い、完了とした。

 

同時に治療した症状

首・肩のこり感

 

考察

喉の違和感を抱えているケースは目立たないようで意外と多い。

本例のような喉を酷使するケースであれば、より喉の違和感を抱えやすいものである。

発声の仕組みは複雑であり、喉の解剖学的な位置からしても直接触れたりすることは困難である。

今回は、足のツボで喉の状態を整えるといった鍼の特性が活かせたことで、このような結果に繋がったといえる。

 

風邪が治っても続く喉の違和感

患者

40代 女性

症状

 

2週間ほど前に風邪を引いた後、喉の違和感に悩まされている。

現在は風邪そのものは治り、喉や扁桃炎の腫れもないが、唾を飲み込むと喉のひっかる感じや痛みが存在しており、声も高い声が出し辛い感じが続いている。

また、首のこり感もあり、首の後ろ側だけでなく前側も辛い状態が持続している状態である。

その他に肩こりもあった為、来院。

 

施術内容

はじめに首を前屈・後屈する動きを確認すると、後屈した際に首に痛みが走る。

また、首の前側の筋肉に触れると、右側の張り感が顕著に強い状態であった。

この緊張を緩めるのに、足のツボに鍼をすると、すぐに緊張が緩和。

さらに手のツボを追加し、首の緊張を解いた。

直後から高い声が出しやすく、唾を飲み込んだ時の違和感もかなり軽減した。

そのまま首の前屈・後屈を確認すると、施術前より格段に動きが良くなっていた為、完了とした。

 

同時に施術した症状

肩甲骨周囲の痛み、腰痛

 

考察

喉の痛みや違和感を抱えている例は非常に多い。

違和感を感じているのは喉そのものだが、実際には首の緊張やこわばりが原因の場合が多いようだ。

本例は、喉の違和感と首の痛みを同時に抱えていたが、共通点にアプローチすることで、同じツボで解消することができた。

人前で歌う前に喉の調子を整えたい

患者

90代 女性

症状

数ヶ月前から喉に痰が巻きつくような感じがする。

そのせいか声が出しづらく,以前のように大きな声を出すのが難しい。

日常会話なら問題ないが,翌週に大勢の人の前で歌を披露する機会があり,以前から他の症状で施術を受けていた当院に相談があった。

施術内容

施術前に声を聞かせてもらう。

「あーあー」とハミングしてもらうと,少し出し辛そうにされるも,声が割れていたりするわけではない。

首の状態を確認すると首の後ろ側に張り感があった。

聞くと首の痛みも以前からあったとのこと。

対応する頭と足のツボに鍼をして初回の施術を終える。

翌週に来院された際に確認すると,こちらでもわかるほど改善しており,ご本人も人前で歌う際に問題なかったとのこと。

その際の声の動画はこちら

考察

年齢が90歳を越えた方だったので正直翌週のスケジュールは厳しいかもしれないとも伝えていた。

ご本人の日頃の養生あってこそだが,こちらの予想を上回る早期の回復をみせてくださった。

 

数ヶ月続く喉の違和感

 

 風邪が治っても続く喉の痛み

3年続いた咽喉頭異常感症と首の痛み

20年以上悩まされた過敏性腸症候群・ガス型

患者

30代 男性

症状

高校生の頃から過敏性腸症候群のガス型と思われる症状があった。

社会人になってからも、試験中などの緊張する場面では勝手にガスが出たり、お腹がぐるぐる鳴る症状に悩まされている。

また、ストレスがかかると胃のあたりにたまらない不快感を覚えることがある。

施術内容

週2回、効果が見えてくるまで通ってもらう形で、通院を開始。

手足のツボを使ってお腹の張りを整える治療を行う。

ガス型の治療であるが、胃の不快感も強い為、併せて治療を行った。

症状に波がある為、時折症状が戻ったように感じる時期もあったが、回数をを重ねるごとに良化。

12回の治療後にはほぼ症状がでなくなった。

考察

この例にもれず、過敏性腸症候群は学生時代から〜というケースが多い。

ガス型に加え、胃の不快感の症状も強かった為、予定回数を上回る12回という回数になったものの、治療完了後はガス症状はもちろん、胃の不快感も消失しているいことが確認できた。

 

 

グラフの様式はふくぎ鍼灸院さんのものを使用させていただいております。

心療内科で過敏性腸症候群の診断を受けた例

患者

20代 女性

症状

3〜4年前から下痢と便秘を繰り返しており、心療内科を受診したところ、過敏性腸症候群との診断を受けた。

色々な薬を処方されて服用していたが、あまり芳しい効果は見られなかった。

傾向として、外出時やヨーグルトをたべると下痢になりやすい。

ネットで検索して当院へ来院。

施術内容

週2回、効果が見えてくるまで通ってもらう形で、通院を開始。

症状から過敏性腸症候群の混合型と考えられた。

お腹の固さを確かめると、本人もわかる程おへその周りが固さがあった。

また、下腹部に特徴的な張り感があり、この部分が下痢症状の原因と考えた。

上記2点をふまえ、対応するツボに鍼をうつ治療を計4回行ったところ、症状が軽快した。

 

グラフはふくぎ鍼灸院さんのものを使わさせて頂いております。

考察

過敏性腸症候群で心療内科に通院されるケースは多い。

もちろんそれで奏功すれば良いが、メンタルが原因の不調と言い切れない症状であるのは確かである。

もちろん当院でメンタルの治療したわけではなく、お腹の張りを和らげることに絞って治療した結果、このような結果に辿りつくことができた。

 

中学生の頃から続く下痢

患者

20代 男性

症状

中学生の頃から下痢がちで、大学生・社会人の時期にクリニックに通院していた。

著しい改善はなく、体質なのかと諦めていたが、インターネット検索で当院のことを知り、鍼は初めてだったが来院。

施術内容

1回目

症状とお腹の張り感から、過敏性腸症候群の下痢型と考えた。

実際にお腹に触れると、特定の場所に著明な圧痛が認められた。

反応のあった足のツボに3本、鍼をしたところ、お腹の圧痛は本人もわかるほど減少していた。

2回目

症状は明らかに軽快している。

引き続きお腹の張り感とツボの反応をみて刺鍼。

効果を安定させるため、シールタイプの鍼を貼付た。

3回目

症状はかなり軽快し、笑顔も見られる。

お腹の圧痛もそれに比例して減少している。

4回目

悩んでいた症状はほぼ消失した。

確認の意味で施術を行い、完了とした。

 

 

グラフはふくぎ鍼灸院さんのものを使わさせて頂いております。

 

考察

過敏性腸症候群は体質・精神的なものとされることが多い。

当院ではお腹の張り感とツボの反応に着目し、4回の施術で明確な成果をあげることができた。

 

 

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