患者
37歳 女性
症状
今回は1週間前から腰痛がひどくなり、仕事でで1時間と同じ姿勢で座っていられなくなった。
病院に行くと椎間関節の間が少し狭くなっているという診断。
座りっぱなしのデスクワークなので耐えられず来院。
施術内容
1回目
とにかく腰が痛いとのこと。
1時間の座位で痛みが出るが、逆に言えばそれ以外の姿勢で痛みは出ない。
仰向けで股関節の動きをみるとかなり制限があった為、まず股関節の動きをよくする膝のツボに刺鍼。
これで股関節の動きがよくなった。
その後、活法の腰痛3手を行うとより股関節の動きが改善。
肩こりもあった為、手のツボに刺鍼して1回目の施術は終了。
2回目
10日ほど空けて来院。
治療前の痛みを10とすると、現在は5くらいになったとのこと。
前回に続いて股関節の治療を行うが、まだ少し動きの悪さは気になった為、うつ伏せで骨盤の弾力性を確認すると左側が弾力性に乏しい上に痛みがあった為、足のツボに刺鍼。
さらに活法の骨盤回しをするとかなり弾力性がでてきて痛みも減った。
症状の経過をみて次の予約を決めましょうとお伝えし、2回目の施術を終えた。
考察
腰痛といっても範囲は広く、今回は骨盤周囲の痛みが主訴になっている例であった。
長時間の座位で腰が痛くなるのはよくある症状だが、ご本人にとってはとても辛いもの。
今回は痛み出してからの来院が早かったことと、腰の痛みが骨盤周囲の痛みであることを見抜けたことで奏功した。