裁縫後の肩こり
裁縫に励む院長。
哀愁漂う後ろ姿です。
慣れない裁縫作業を行うこと数時間…。
「ウッ…」
「か、肩が…肩甲骨が痛い」
なんだか無理矢理な展開ですが、今回は肩甲骨の上にある筋肉、
棘下筋についてお話したいと思います。
骨が痛い?棘下筋はどこのこと?
患者さんで「棘下筋が痛くて〜」なんて訴えてくる方は稀です。
多いパターンは、「骨が痛い」とか「肩甲骨に痛みが…」という訴えが多いです。
ちなみに棘下筋はこれのことです。
ひどくなると、小指のしびれや肩が上がらない,肩が抜けそうになる、なんて訴えも出てきます。
棘下筋が凝った時の姿勢
原因は色々あるんですが、姿勢としてはこういう状態です。
写真で見るとワザとでしょ?と言いたくなるほど左肩が下がっています。
(往診先にて患者さんの許可を得て撮影)
例によって肩甲骨周囲の痛み、仰向けで眠れない等の症状がありました。
注目していると、日常でもこんな姿勢の人はたくさんいます。
治療後の変化
数分の治療でこんな感じになりました。
左肩、見事に上がってますね。
肩甲骨の痛みに対する考察
棘下筋を「そのまま」強く揉むと大変痛く、堪え難いです。
「そのまま」とは、痛い場所をそのまま押す行為を指します。
押されて痛ければ当然防衛反応(筋性防御といいます)が起こり、リラックスするどころか悪化して終了です。
(昔、自分もたくさん失敗しました)
現在はそのような治療は行わず、肩こりの原因に限れば数分で治療が終わるようになっています。
なぜ肩がこるのか?
なぜ肩甲骨が痛くなるのか?
このあたりを追求した結果、治療が非常にスピーディーに完結するようになりました。
肩こり、特に肩甲骨の痛みでお悩みの肩はぜひご相談ください。
出典:teamLabBody