過敏性腸症候群の症例03 心療内科に通院していた例

患者

20代 女性

症状

3〜4年前から下痢と便秘を繰り返しており、心療内科を受診したところ、過敏性腸症候群との診断を受けた。

色々な薬を処方されて服用していたが、あまり芳しい効果は見られなかった。

傾向として、外出時やヨーグルトをたべると下痢になりやすい。

ネットで検索して当院へ来院。

 

治療内容

週2回、効果が見えてくるまで通ってもらう形で、通院を開始。

症状から過敏性腸症候群の混合型と考えられた。

お腹の固さを確かめると、本人もわかる程おへその周りが固さがあった。

また、下腹部に特徴的な張り感があり、この部分が下痢症状の原因と考えた。

上記2点をふまえ、対応するツボに鍼をうつ治療を計4回行ったところ、症状が軽快した。

 

グラフはふくぎ鍼灸院さんのものを使わさせて頂いております。

 

考察

過敏性腸症候群で心療内科に通院されるケースは多い。

もちろんそれで奏功すれば良いが、メンタルが原因の不調と言い切れない症状であるのは確かである。

もちろん当院でメンタルの治療したわけではなく、お腹の張りを和らげることに絞って治療した結果、このような結果に辿りつくことができた。