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機能性ディスペプシアの症状と原因

こちらの動画でも話しています。

機能性ディスペプシアとは?

今回は機能性ディスペプシアの症状と原因についてお話します。

私自身も以前、胃の不調に悩まされた経験があり、このような不調の人々の気持ちをよく理解しています。

機能性ディスペプシアとは、原因がはっきりわからない胃の不調が続く病気です。

検査しても異常が見つからないことが多く、気持ち悪さや胃もたれ、食欲不振、胸焼け、通過障害など様々な症状に悩まされます。

日本人の10人に1人がこの症状で悩んでいるというデータもあります。

機能性ディスペプシアの原因は?

この病気の原因は大きく分けて2つあります。

一つは胃の動きが悪いこと、そしてもう一つは知覚過敏です。

胃の動きが悪いとは、食べ物が入ってくると胃が広がり、次の十二指腸に食べ物を送るために蠕動運動といって胃が動くのですが、この動きが弱くなることで起こります。

そのため、すぐにお腹いっぱいになったり、食べ物がずっとあるような感じがして、気持ちが悪くなる、胃がもたれるといった症状が現れます。

知覚過敏とは、普通であったら何ともない刺激が非常に強く感じられる状態のことを言います。

例えば、歯で水を飲むとしみるのは虫歯ではなく、この知覚過敏の状態です。

このような状態は胃の中でも起こり、食べ物が入って通過する際に普通だったら何も感じない刺激でも、すごく痛く感じたり、気持ち悪く感じたりするといった症状が現れます。

私たちの胃の中には、胃酸という強い酸が存在しています。

この胃酸が過敏に反応して痛みを感じたり、胃の動きが悪くなって嘔吐や不快感が現れる場合があります。

これが機能性ディスペプシアの原因となることがありますが、対策は比較的簡単です。

胃を刺激して動かす薬、例えばアコファイドなどが処方されることがあります。

また、胃酸を抑える薬も使われます。これらの薬によって、症状が改善される場合が多いです。

その他にも、胃に優しい食べ物を選ぶようアドバイスされることがあります。

例えば、お粥やうどんを食べることが良いとされていますが、同時にお肉や焼肉、油っこい食べ物や硬いものは避けるように言われます。

本当の意味での解決とは?

しかし、このようなアドバイスは、症状を緩和するためのものであり、根本的な解決にはなりません。

よって、ただ優しいものを食べるだけでは、機能性ディスペプシアを治すことはできません。

さらに優しいものっていうのは基本的に柔らかい炭水化物のものが多いので、例えば体のもとになるタンパク質や脂肪、また必要不可欠なビタミンやミネラルがどうしても不足してしまうんですよ。

そして何よりずっと好きなものですね。ラーメンや焼肉などのそういったものを我慢し続けるのは辛いですよね。

ずっと我慢するのはしんどく、それがいつまで続くかわからないというのは対処療法としてもちょっときついかなと、個人的には思います。

そして、今日の話題なんですけど、これで良くなる人もいればあまり変わらない人もいらっしゃるんです。

僕も昔は治療対象である胃のことばっかり考えてました。でも、その考えはちょっと古くて、実際にはまず、人間が痛みや深い感を感じる仕組みっていうのを知った方がいいです。

例えば、胃が気持ち悪いってなってる時にまず、その神経が背骨を通って脳みそまで行って、脳みそでなんか気持ち悪いとか気持ち悪いなっていう初めて感じるわけですよね。

これ大事で、胃で感じてるわけじゃないですよ、脳で感じてるんですよ。

胃から背骨を通って、脳、この構造が大事です。

何ヶ月もその症状が続くっていう人は、こっちの脊髄や脳で何かしらエラーが起きてる場合がほとんどなんですね。

どういうエラーかというと、まず脊髄ですね。ここから通ってから来た神経が脳に行くんですけど、例えば、普段から胃が辛い痛いという刺激をずっと送られ続けてると、痛みに対して敏感になってくるんですね。

例えば、警察も普段からよく事件が起こる場所っていうのは重点的にパトロールじゃないですか。

それと同じで、胃はよく痛みを感じるようになるんですよ。

胃からくる信号は優先的にキャッチされるため、1の刺激でも5とか10に感じてしまうようになるんです。

そうなると、ちょっと食べ物が入ってきましたとか、胃が動いたっていう刺激が、なんか痛い深いっていう刺激に変わってくるんですね。

背骨のレベルの問題って特徴があって、この背骨っていうのはマンションみたいに、いろんな階層に分かれてるんですね。

この高さは胃の感覚をコントロールしますとか、この高さのところは肺を担当しますとかで、胃を担当している場所、肋骨担当している場所など、胃だけじゃなくて背中の感覚も担当してるんですよ。

なので、胃が痛いっていう感覚が入ってくると同時に、背中も影響を受けて痛く感じたり、凝ってくるんですね。

緊張してくるこういう反応が起きてくるんです。

痛いのは胃なんだけど、同じ階にいる仲間が苦しんでしまうっていうことが起こります。

だから、胃が悪い人っていうのはなんとなく背中が張ったりとか痛いっていう症状が出てきます。

こういう人は、この背中の治療も必要になってきます。

脳について

もう一つ、上に行きましょうか。じゃあ、背骨の問題わかりましたよ。でも、脳も関わってるんで、こっちの解説もした方がいいですね。

僕の個人的な意見ですが、脊髄でとどまっている人は回復が早いですが、脳まで進んでしまった人はなかなか大変です。

これはどういうことが起こっているかというと、脳も背骨と同じようにずっと胃が不快な刺激を受けているため、だんだんとそこへ注力を向けるようになるんですね。

ここがよく痛くなるなどと感じやすくなってしまう。

また、脳にはこの痛みを感じる場所のすぐそばに、記憶を感じる場所や感情をコントロールする場所があるため、影響を受けやすくなってきます。

例えば、昔食べたものを思い出すと痛く感じたり、食事と全く関係のない人間関係のストレスを感じたときにも胃が痛くなってしまったりします。

あるいは、ちょっと偉い先生から「この病気は治らないよ」と言われたことがショックでますます痛みを感じたくなったり、全く関係のないことでもキャッチしてしまって、また胃の方に症状が出てくることがあります。

こうしたことが起きてしまうため、この現状に対して何か胃に対してやってもここが変わっていないため、あまり変化がないのです。

僕も散々な経験をしましたが、やることはこちらになるんです。

対策は?

では、どうすればいいのかというと、私たちはすでにその答えを持っているんです。

ここからの苦境を脱する武器を私たちの体はもう持っているんですよ。それはよく言う脳内麻薬ですね。

ベータエンドルフィンとかセロトニンと 言われるもので,

よくマラソン選手が 疲れてくるとランナーズハイと言って痛み を感じなくなるって聞いたことがありませんか?

あれはエンドルフィンという脳内麻薬が出て痛みがシャットアウトされるわけ ですよね。

それと同じで痛みを 脳内麻薬を出すことによって感じにくくする。

そうすることによって 痛みが来ても大丈夫になっていくっていう 能力を持ってるんですよ。

能力あるんであとは出すだけなんですよ!

その出し方が何個かあってまず僕たちやる鍼ですね 。

鍼を打ってその場所に特定の周波数の電気 をかけるとベータ エンドルフィンとかセロトニンが出るので

痛みが抑制される。

下降性抑制って言われ てるんですけど 抑制されるって事はわかってます。

自分で脳内麻薬を出すには?

しかし、コロナ禍で自宅にいる人も多いと思いますので、自分でできる方法としては、まずセロトニンを分泌することがおすすめです。

セロトニンは痛みに関わる物質であり、自分で分泌する方法はたくさんありますが、おすすめは五感を刺激することです。

例えば、好きな映画やドラマを見たり、好きな匂いを嗅いだり、好きな音楽を聴いたり、好きな人に会ったり、食べたいものを食べたりすることで、五感を刺激しましょう。

これらの方法を取り入れることで、セロトニンが分泌され、異常に痛みを感じやすい状態から解放されます。

今回の内容をまとめると、自分が喜ぶこと、好きなことを取り入れることで、痛み緩和の糸口になるということです。全身で見て、自分自身が喜ぶことを見つけて、取り入れてみてください。

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