自律神経失調症

自律神経の新常識!根本から整える方法

2つの自律神経

まず、自律神経には2つの種類があります。

一つは交感神経で、これは仕事やスポーツなどアクティブな活動に対して働き、心臓を早く動かしたり、筋肉を修復したりする役割を担っています。

そして、もう一つは副交感神経で、リラックスや消化に専念することでブレーキのような役割を持ちます。

この2つを使い分けて活動しているのですが、うまく働かない場合には自律神経失調症という症状が起こります。

最近の研究によって、この2つをコントロールしている新しい副交感神経というものが存在することが分かってきました。

自律神経には交感神経と副交感神経の2種類があります。

交感神経は、やる気や活動性を高め、心拍数を上げたり筋肉を修復したりする「アクセル」のような役割を担います。

副交感神経は、逆にリラックスや消化に専念する「ブレーキ」のような役割を持ちます。

これらを使い分けて活動することが重要ですが、失調するとイライラや睡眠障害、胃腸の不調などの症状が現れます。

新しい副交感神経

しかし、最近新しい副交感神経が発見され、自律神経の調整に重要な役割を果たしていることが分かっています。

この新しい副交感神経がうまく調整してくれることで、仕事中は交感神経を働かせ、休む時は副交感神経を働かせることができます。

しかし、この新しい副交感神経が働くためには、安心安全が大切です。

脅威となる存在がいない状態が安心安全な状態であり、嫌な上司やクレーマーなどの存在が続くと自律神経が乱れます。

そのため、環境が悪い場合は、まずはその存在から離れることが重要です。

自分自身も中学校時代に部活でいじめを受けた経験があり、その環境から離れることで体調が改善されたことを実感しています

「安心安全」について

もし周りの人が自分にとって「安心安全」を脅かすような言動をしている場合、まずは話し合うことが大切です。

例えば、患者さんで旦那さんがいつも怒鳴っていて不安を感じている場合は、旦那さんにそのことを伝えてみると良いでしょう。

伝えた結果、旦那さんは自分が怒鳴っていることに気づかず、「ごめんなさい」と謝ることができ、以降怒鳴らなくなったというケースもあります。

ただ、話し合うことができない場合もあります。

その場合は、自分の周りを整えることが大切です。

具体的には、食事の血糖値のコントロールが重要です。

脳は糖分をエネルギー源としているため、血糖値が低下すると脳はエネルギー不足になり、安心安全が脅かされます。

血糖値のコントロールは、食事で摂取する糖分の量を調整することで行います。

血糖値の数値は、結果として出る数字で、自分でコントロールすることができます。

自律神経を整えるためには、新しい副交感神経の刺激が大切です。

副交感神経は内臓に分布するだけでなく、顔や喉にも分布しています。

そのため、笑ったり歌ったりして表情を作ることや、顔や耳を刺激することが有効です。

呼吸も重要で、息を吸って吐くだけでなく、吐く時間を長くすることで交感神経の緊張が緩和され、リラックスできます。

自律神経の働きを整えるためには、新しい副交感神経の刺激が必要であり、脅かす存在や苦手な相手から離れたり、血糖値を上げないように食事に気を配ったり、適温を維持したりすることも重要です。

また、好きな歌を歌ったり、大好きな漫画を読んだりすることで、顔や周りを刺激することも効果的です。

こうすることで、自然に交感神経と副交感神経の働きが整ってくると思います。

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