院長の話

逆流性食道炎を自力で治した話

結論からいうと食べ過ぎてたのを減らして,鍼をうっただけです。

とこれで終わったらずっこけますので,まず逆自分が逆流性食道炎になった時のことをお話しますね。

逆流性食道炎とわかるまで

・とにかくげっぷがとまらない

・うつ伏せになるとげっぷで吐きそうになる

・なんなら上向きでもげっぷで吐きそうになるので,鍼受けるのもむり。寝れない。

・マラソンに出ていたが走るとお腹が気持ち悪い。吐き気とは違う,お腹に水が溜まっている感じがする。

・足とか別に痛くないのにハーフマラソンリタイア。

・ジムに通っていたが,ベンチプレスっていう上向きになるやつやろうとするとげっぷで中止。

と結構な辛さでした。

ただ,つらいんですけど自分は大丈夫みたいな正常性バイアスがかかっていて,

「よくげっぷが出るなぁ」くらいで思考がストップしていました。

そのまま放っておいたらどんどん酷くなり,日常生活も吐き気でピンチになって

「やばいのかも」

と思って調べ始めました。

「げっぷ よくでる」

「げっぷ 吐きそう」

とかで検索するとザ・自分みたいな症状が出てきました。

どこ調べても出てくるのが逆流性食道炎。

恥ずかしながら当時逆流性食道炎の存在を知らなかったんです。

言われてみれば口の中が酸っぱくてしょっちゅうリステリンでうがいしてますし。

カレー食べたあとは不調だったんですよね。

完全に逆流性食道炎だな,と。

こうなると鍼灸師の血が騒ぐというか,どうやって治そうか?と思っていろいろ試しました。

で効果あったのは糖質制限と鍼だったんですよね。

糖質制限

正直にいうと,糖質制限やってる人って理解不能だったんです。

だって脳のエネルギーはブドウ糖なのに,それを断ってどうするんだって。脳味噌兵糧攻めしてどうするの?って思ったんですよね。

そんな時に,友達がLINEグループなんか作ってみんなで断食なんてやってたもんですから,モノは試しにやってみたら,意外と効果がありまして。

3日間,水と塩だけで過ごすのは辛かったですけど,げっぷや吐き気はある程度治ったんですよね。

余談ですけど,3日なんにも食べないと嗅覚が無駄に研ぎ澄まされるというか,めっちゃ遠くにあるラー麺屋さんの匂いがわかるようになりますからね。

ま,それは関係ないんですけど,糖質制限してよくなったと思いきや,カレー食べたり大食いするとまた出るんですよね。

 

逆流性食道炎と鍼

そこで鍼の出番だったんです。

当時僕が習得していた整動鍼はお腹の治療に強かったんです。

お腹を30箇所くらいにわけて,ここが張ってるときはこのツボを使う,というわかりやすいマニュアルがありました。

自分のお腹を触ってみると胃の辺りを中心に硬いし,痛い。

こりゃ格好の実験台だと思って自分のお腹で試してみました。

みぞおちが硬ければ膝のツボに,胃の辺りが硬ければ手のツボに。

今と比べるとかなり手探りでしたが,5回くらい繰り替えすうちに,カレー食べても大丈夫になっていました。

 

回復

たくさん食べても口の中が酸っぱくならないんですよ。

これなったことがある人はどれだけ素晴らしいことかわかって頂けると思うんですけど,爽快ですね。

これはすごいということでさらに研究して,精度をあげてグリーンノア鍼灸院が誕生したんですが,この話は今回のテーマから外れるので割愛します。

まとめると,自分の逆流性食道炎がよくなったのは食事制限と鍼でした。

特に食事制限はあまり気乗りしない部分もありましたが,やってみたら効果があり,自分の考え方も変わりました。

逆流性食道炎がなかなか治らない方は,見方を変えてみるといいかもしれません。

ここで鍼の宣伝わけじゃないですが,困っている方こそ一度試して欲しいですね。

いきなり鍼,というのがハードル高ければまずはこちらで紹介しているツボ押しをやってみてください。

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