
実は、運動だけでは思うように痩せられない理由があるのです。
運動しているのは素晴らしい
まず最初にお伝えしたいのは、運動を続けているあなたは本当に素晴らしいということです!
多くの人が「明日から始めよう」と思いながら結局行動に移せない中、実際に体を動かしているのは立派な第一歩です。
運動には体重減少以外にも多くのメリットがあります。
心肺機能の向上、筋力アップ、ストレス解消、睡眠の質向上など、見た目の変化以上に体の内側から健康になっています。これらの効果は数字では測れませんが、確実にあなたの体に良い変化をもたらしているのですね。
運動すると吸収するカロリーも増えてしまう
ここが多くの人が見落としがちなポイントです。運動をすると確かにカロリーは消費されますが、同時に食欲も増進されてしまいます。特に女性の場合、運動後に「頑張ったから少しくらい食べても大丈夫」という心理が働きやすく、結果的に運動で消費したカロリー以上に摂取してしまうことがあります。
ランニング後に暑い・・・アイスを食べて熱中症を予防しよう・・とか,
理由は後付けでなんとでもなります。
また、運動によって筋肉量が増えると基礎代謝は上がりますが、体重という数字だけを見ると、筋肉は脂肪より重いため一時的に体重が増えることもあります。これが「運動しているのに痩せない」と感じる理由の一つでもあるのです。
運動するにはまず有酸素運動が効果的
ダイエット目的で運動を始める場合、最も効果的なのは有酸素運動です。有酸素運動とは、酸素を使って体内の脂肪をエネルギーとして燃焼させる運動のことで、代表的なものがウォーキングです。
ポイントは「30分以上ゆっくり歩く」ことです。脂肪が燃焼し始めるのは運動開始から約20分後と言われているため、最低でも30分は継続することが大切です。息が上がらない程度のペースで、会話ができる程度の強度で歩くのが理想的です。
ウォーキングなら特別な道具も必要なく、好きな時間に好きな場所で始められるのも魅力の一つです。朝の通勤時に一駅手前で降りて歩いたり、お昼休みに近所を散歩したりするだけでも十分な効果が期待できます。
でもこれが膝が痛めやすい
しかし、ウォーキングにも注意点があります。特に体重が重い状態で長時間歩くと、膝への負担が大きくなってしまいます。膝は体重の約3倍の負荷がかかると言われており、体重が重いほどその負担は増大します。
膝を痛めてしまうと、運動を続けることが困難になり、結果的にダイエットが中断してしまう可能性があります。また、一度膝を痛めると完治に時間がかかり、日常生活にも支障をきたしてしまいます。
膝の痛みを避けるためには、適切なシューズの選択、歩く前後のストレッチ、無理のないペース配分などが重要ですが、根本的には体重を減らすことが最も効果的な対策となります。
まずは他の方法で落としてから、運動する方が効果的
以上の理由から、特に体重が多い方の場合は、まず食事管理を中心とした方法で体重を落としてから本格的な運動を始める方が効果的で安全です。
食事管理といっても、極端な食事制限ではなく、バランスの良い食事を適量摂ることが大切です。野菜を多めに取り入れ、良質なタンパク質を確保し、炭水化物も適度に摂取する。そして何より、継続可能な範囲で行うことが重要です。
体重がある程度落ちて膝への負担が軽減されたら、そこで運動を本格的に取り入れることで、より効率的で持続可能なダイエットが実現できます。この段階では、有酸素運動だけでなく筋力トレーニングも組み合わせることで、リバウンドしにくい体づくりができるでしょう。
私のおこなっている耳ツボダイエットでも1ヶ月半で5kgやせた女性が,その後に運動をしてさらに5kg落としたと話もありました。
大切なのは順番と,最初のきっかけです。
このブログ記事があなたのダイエット成功の一助となれば幸いです。無理をせず、自分のペースで健康的な体づくりを目指していきましょう。