僕は小さい頃から体が弱く、20代前半の頃は
- 188cmの体重65kgのガリガリで
- 年に5回は風邪を引き
- 走れば1kmで息切れする
- 喫煙者でした。
しかし30代前半の現在は
- 188cm 79kg
- 風邪はひいて年に1回
- フルマラソン完走
- 禁煙して6年経過
と、なんとか虚弱なイメージを払拭しつつあります。
今回は、虚弱体質の見本のようだった僕がいかにして普通体型までもってきたかという話を通して、やせ型の人が体質改善をして筋肉をつける方法をまとめました。
太りたかった10代
前述した通り、20代前半の僕は身長188cm、体重65kgと立派な「やせ型」でした。
とにかくこの「やせ型」という言葉が嫌でしょうがなかったです。
さらに僕は鍼灸師/マッサージ師とう人の健康に関わる仕事だったので、周りから「痩せてる」と言われると、暗に「頼りなさそう」「不健康そう」と言われているようで不服でした。
とにかく、太りたい。
10代〜20代の頃はそんなことばかり考えて過ごしていました。
また、体力もなく24歳の頃は1km走ると完全に息が切れてしまい、動けなくなるほどでした。
そんな状態でさらにタバコを吸ってていて、年に最低5回は風邪をひくダメなやつでした。 (現在はタバコは吸っていません)
体重を増やして、健康になりたい。
そう思ってたまに走ったり腕立てしたりするものの、持ち前の持続力のなさで三日坊主ぶりを発揮。
そんな日々を繰り返していました。
20代、強制的に自転車通勤に
ここで転機が訪れます。
当時、超のつく体育会系の治療院で修行していた僕。
ストリートファイターⅡに出てくるベガそっくりの院長は、かの有名な戸●ヨットスクールの方と親交があるマジな方でした。
ある時、ベガ院長から指令が下ります。
「お前は細い。家から治療院まで自転車で通え!」
この一言で僕の片道30kmの自転車通勤がスタートしました。
夏も冬も関係なしの往復4時間、60km弱の強制的な自転車通勤は僕の下半身を少しだけ屈強にしました。
一年程経ち、慣れてきた頃に別の指令が下ります。
「下半身はまあまあだが上半身がぬるい。もっと鍛えろ!」
戦場において上官の命令が絶対なように、ここでは院長の命令は絶対でした。
言われるがまま、家の近くのジムでトレーニングを開始。
この頃、血圧を測ったら140/90mmHgあったことも、運動しなければという危機感に繋がりました。
初めてジムに行く時って、本当に心細いんですね。
周りはミスタージムみたいなマッチョばかりで、かたや自分はマシンの使い方すらわからないヒョロガリなわけじゃないですか。
当初、ジムという空間が居心地悪過ぎて、退会したくて仕方ありませんでした。
しかし、ここで退会すると何が待ってるかわかりません。
退くも地獄/進むも地獄
となれば進むしかありません。
恐る恐るトレーナーにやり方を聞き、多いときは週に3回ジムへ。
せっかくお金払ってるので、行かなきゃ損とばかりに行きまくりました。
筋トレは中毒性があるので、数ヶ月続けるとドンドンハマります。
ダンベルとバーベルの違いもわからず、「次そのマシン使わせてください」の一言が出てこないチキン野郎から一変。
気がつけばジム通いも6年続き、
「兄ちゃん細いなガッハッハ」と笑う脳筋野郎と和やかに談笑し、ベンチプレスも70kgをあげられるようになりました。
▲当時、こんな意識高い本を読んでました。名書です。
※偉そうに話してるお前はなんなんだ、という声もあると思うので、現在の状態を載せておきます。
虚弱体質を改善する方法
と、ここまではある種の強制力によって筋トレした話でしたが、実際に筋トレが習慣化したのは紛れもない事実です。
ここからが、このエピソードを通して実際に虚弱体質を改善する方法を書いていきます。
自分の弱さを計画に組み込む。
なぜ僕は三日坊主だった筋トレを習慣化することができたのでしょう?
最初のきっかけは恐怖による強制力でしたが、そこから継続出来た理由は、「鍛えることで体重が増えて体つきが変わったから」でした。
人間、成果が出ないのにモチベーションを保つことはできません。
成果が出るから頑張れる、つまり成果が出るまでは意地でも頑張り続けないといけません。
自宅で筋トレしていると
「自分は筋肉がつきにくい体質なんじゃないか」「やってもあまり変わらないんじゃないか」とか考えたりして、モチベーションが安定しないんですよね。
また、ちょっとスマホ触ったり、筋トレBGM選びに時間がかかる僕のようなタイプこそ、お金払ってジムに行くことをオススメします。
お金を払えば行かざるを得なくなり、
行けばやらざるを得なくなり、
やれば身体が変わって楽しくなってきます。
このサイクルに載せるまではお金と汗の投資が絶対必要です。
トレーニングを加速させるには?
トレーニングに並行して行いたいのは食事のコントロールです。
筋トレの本にもよく「トレーニング・食事・睡眠の3つが大切」と書いてありますが、まさにその通り。
特に僕のような痩せ型の人間にとって食事は生命線です。
食事については一番大切なのは「タンパク質」です。
タンパク質は鶏肉や豚肉に多く含まれてますね。
痩せてる以上、絶対的にタンパク質が足りません。
さらに、筋肉を成長させようとしたら現状よりもっと量が必要です。
しかし、急にお肉ばかり食べられるでしょうか。
痩せ型のタイプに限って、大抵そんなに食べれないんですね。
で、食べ過ぎてお腹壊す負のパターン。
そこでプロテインの登場です。
食事でタンパク質を摂り、さらにプロテインで摂りましょう。
痩せ型の人間で、僕のように高身長の人はプロテインの量を増やしてもいいですね。
僕も1日3回+トレーニング前後にプロテインを投下していました。
決して安いものではないですが、自分への投資と思って買いましょう。
▲僕はタンパク質重視でこれ使ってます。
また、僕はお腹をしょっちゅう壊していたので、過敏性腸症候群の鍼治療も並行して行いました。
これも増量に一役買ってくれましたね!
適切な目標を設定しよう。
こうしてトレーニングと栄養摂取を欠かさずに行っていれば、自然と体はデカくなります。
と言ってもアスリートやビルダーみたいになる必要はないんですよ。
この記事を読んでる人は、まず痩せているというコンプレックスを消したいんですよね?
それならまずは普通体型を目指しましょう。
今からオリンピックを目指すわけではないので、 毎日腕立て1000回とか無茶な目標立てると高確率で挫折します。
そんなことしなくとも、キチンとトレーニングしていれば次第に体つきが変わり、姿勢が変わり、人から変わったと言われ始めます。
そうなったらしめたもの。
その頃にはコンプレックスも消えてトレーニングが楽しくなってきてるハズです。
虚弱体質からなかなか脱却できない人は、まず続かない自分を認め、そんな人でも続けられる方法をとってほしいですね!