梅核気はどんなもの?
今回の内容は動画でも配信しています。
動画でみたいかたはこちらをどうぞ!
こんにちは。
グリーンノア鍼灸院の舟橋です。
梅核気についてお話しします。
すでに何度もお話ししていますがノドの違和感やヒステリー球のことを梅核気と呼んでいます。
梅核気は梅の種が詰まったような感じがすることからつけられた名前とのことです。
でもちょっと待ってください。
実際に梅の種をつまらせたことなんてなくないですか?
少なくとも僕はないです。
「梅の種 つまる」と検索すると,梅干の種を飲み込んだうっかりさんが結構いることがわかりました。
みなさん,飲み込んで大丈夫なのか?ということを気にされてはいましたが,誰もノドの違和感については触れていませんでした。
本当に,梅の種を飲み込むのと,ノドの違和感って似ているんでしょうか?
僕自身はこのノドがつまる症状の経験はありますが,梅の種を飲み込んだ経験はありません。
そこで今回は実際に梅の種を飲み込んでみてどんなふうになるのか,やってみようと思います。
いざ,梅核気の世界へ!
ここに梅干を用意しました。
梅肉を箸でちょちょいと避けると。梅干の種が登場。
これを飲み込みます。
直径1cmくらいはありますね。食道の直径が3cmなので,多分大丈夫でしょう。
いざ!!
・・・・予想を超える異物感にむせました。
良い子のみんなはマネしないでね。
僕は特殊な訓練を受けているので大丈夫です。
実際に飲んだ感想としては異物感がすごい。
やる前からわかるだろ!と言われそうですが,それ以外の感想が出てこないです。
昔の人もきっとうっかり飲み込んで,こんな思いをしたんでしょう。
いつしかそのうちの1人がノドの違和感に悩まされた時に,
「ん?これはあのときの梅干のタネを飲んだときに似ている・・!」
と思ったんでしょうね。
実際に飲んだ自分ならわかります。
この感覚は数年経っても忘れないでしょう。
幼稚園児の頃,口を開けたまま走ってたらハエをそのまま食べてしまった時の感覚を思い出しました。
(幼稚園の先生にはなぜかハエは食べられるから大丈夫と諭されました)
話がそれましたが,そのくらいの感覚です。
梅核気の感覚を完全に超えてますが,たしかに似ています。
しかし酸味は思ったほど感じませんでした。
やや苦みを伴う異物感がしばらく残ります。
こりゃ梅核気です。
とはいえ,この違和感は数分で解消しました。
実際の梅核気は首の筋肉のこりや胃酸の逆流が原因なので,そちらを治療しないとなかなか治りません。
困っている方は症例もチェックしてみてくださいね。
それでは。